ミスター・ロンリー/ブルー・ベルベット

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日本でのボビー・ヴィントンの大ヒットは「ミスター・ロンリー」「ブルー・ベルベット」の2曲であることに異論を
となえる人はいないでしょう。
今回はこの2曲を中心にした2枚のアルバムを中心に紹介します。

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アルバム「ミスター・ロンリー」は1964年暮れアメリカで急遽発売されアルバム・チャートで18位まで上昇しました。
タイトル曲を除き1964年6月から11月にかけて録音されました。A面はNew York録音。B面はNashville録音と場所を
わけてはいるものの「愛の悲しみ」をテーマにした作品で統一感もあります。
”Always always"はC.Taylorの作品。ボビーの誠実さが伝わる好唱が心に響きます。

https://www.youtube.com/watch?v=vpabBz4TbGs

”Forever yours, I remain"はHal David-Burt Bacharachの作品。編曲もバカラックが担当しています。
https://www.youtube.com/watch?v=KcjZMM_YbyI

"Life goes on"はPaul Evans-Paul Parnesの作品。編曲はStan Applebaum.
https://www.youtube.com/results?search_query=bobby+vinton+life+goes+on

”Satin"(すてきなサテン)はBobby Vinton-Lee Morrisの作品。のちにシングル「ロング・ロンリー・ナイト」のB面としても
発売されます。

https://www.youtube.com/watch?v=lMVHitPDl7Q

”Thing called sadness"はChuck Howardの作品。編曲はBill Walker.

https://www.youtube.com/watch?v=_6f_LqyK_ZE

長く廃盤で再プレスもされず入手不可でしたがアメリカでは2001年にCD化。日本では映画「ミスター・ロンリー」の公開時の2007年
になりやっとCD化されました。オリジナルのLPは今日まで日本では未発売。

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イギリスでは1965年に"Laughing on the outside"とタイトルを変え別ジャケットで発売されています。

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アルバム"Blue velvet"は当初"Blue on blue"のタイトルでリリースされました
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ここからシングル・カットされた「ブルー・ヴェルヴェット」が「ブルー・オン・ブルー」を上回るヒットを記録したため
タイトル・ジャケット写真を変更し再リリースされたのです。

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「ブルー・オン・ブルー」はHal David-Burt Bacharachの作品。編曲もバカラックが担当し1963年全米3位を記録した親しみやすいバラード。

https://www.youtube.com/watch?v=yDvuLJk9Sjc

"Little miss blue"はBobby Vinton-Shirley Formosaの作品。アルバム・トラックながらハワイアン調の作品。

https://www.youtube.com/watch?v=9V9kshWu9jc

”Blue Hawaii"はLeo Robin-Ralph Raingerの作品。Elvis Presley主演の同名映画(1961)で再注目された作品ですが元々はBing Crosby主演の「ワイキキの結婚」(1937)で紹介されました。ボビーの落ち着いた表現も魅力的です。
https://www.youtube.com/watch?v=1kz4GqfYB-k

"Blueberry hill"はAl Lewis-Larry Stock-Vincent Roseの1940年の作品。1957年にFats Dominoがヒットさせました。
ボビーもR&B調で歌っています。

https://www.youtube.com/watch?v=5zYmdb--bCQ

このアルバムはバラードとアップテンポの作品が半々で収録されていますが、出来はバラードのほうがいいようです。
日本でも次の曲もシングルで発売されました。

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 https://www.youtube.com/watch?v=7iAUyJFGzDI
タイトルに「ブルー」のつく作品を12曲収録し「ブルー・オン・ブルー」を除いて11曲はNashvilleで1963年の5月末に
録音されています。
ミュージシャンについてはアルバムにクレジットされていませんがフロイド・クレイマー、チャーリー・マッコイ、ブーツ・ランドルフ
など、そうそうたる人たちがバックに参加しており編曲者は明記されていません。
「ブルー・ヴェルヴェット」は、エージェントのアル・ガリコの提案で追加した作品でボビーは、それほど熱い思いをもって
録音したわけではなく軽く数回のテイクで完成させ日本盤のシングルには編曲者としてBurt Bacharachとクレジットされていますが、
アメリカ盤のシングルには編曲者は明記されておらず、筆者が直接、本人に確認したところロバート・マーシーでもなく
譜面をみてミュージシャンが集まりその場で固めていくと説明をうけました。
アルバムは1963年に全米10位を記録し33週間チャートインしておりRIAAに認定されていませんがゴールド・ディスクを
獲得していると思います。1971年ごろ再プレスされましたが現時点までCD化はされておらず、かろうじてデータ配信はされています。

日本ではシングルのB面に「ミスター・ブルー」が収録されましたが、アメリカでは自作の"Is there a place"がカップリングされています。
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"Blue velvet"
https://www.youtube.com/watch?v=fuRyaiKjyrw
1986年にはデヴィッド・リンチ監督がこの曲を効果的に使用して同名の映画も制作され、「ミスター・ロンリー」とともに
映画化されカバー・バージョンも多数でておりボビーの代表作であることは間違いありません。
 
 この2曲あるいは、この2枚のアルバムでボビーの全貌をとらえることは出来ません。これから順次紹介していくアルバム
で多少なりとも、その才能の深さに触れることができるのではと考えています。STAGEやTV出演で歌のうまさに加えて
その人柄の良さから若者ばかりでなく大人達からも好感をもたれていたのも事実です。
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Blue Velvet - Bobby Vinton
Blue Velvet - Bobby Vinton




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