「ロンリー・ガール」が大きなヒットとならなかったのを受けてエピック・レコードは次のシングルに"What color(Is a man)"という
プロテスト・ソング調の作品をリリースします。
https://www.youtube.com/watch?v=B91-KJijiWo
最高位は全米38位を記録しますがやはり今一つ伸びませんでした。
1965年10月20日ボビーはNashvilleで"Satin pillows"(涙のサテンピロウ)"Careless"(ケアレス)を録音し11月25日
両A面のような形でリリース。結果的には両面ヒットを記録。A面は全米23位 B面は111位にランクされます。
A面はSonny James-Bob Tubertの作品でカントリー調の佳曲でボビーは以前に比べよりソフトに歌いながら泣き節を
聞かせ、10週間チャート・インし日本でもチャートにはいり後に作者のSonny JamesやSandy Posey盤も話題
になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=blxbz8KxzUY
1966年1月Albums"Bobby Vinton sings Satin pillow & Careless"をリリース。最高位は110位。
日本ではこれまで未発売。
全10曲入りで1962年の録音が2曲、1963年が1曲。残りは1965年の録音とやや寄せ集めのような編集作品ですがボビーの
マイルドでソフトなヴォーカルの魅力は楽しめます。
"Bitter teardrops"は自作曲で裏声を使い「ミスター・ロンリー」に似た曲調の作品。録音は1962年10月17日。
https://www.youtube.com/watch?v=XQbDpjoBTbk
"You own my heart"はDoc Pomus-Anne Jeffreysの作品。ボビーの持ち味が発揮されていて録音は1963年1月17日。
https://www.youtube.com/watch?v=Q97qFtYDAlQ
"Two purple shadows"はSammy Mysels-Dick Sanfordの作品。1954年Jerry Vale盤がヒットしていますが、ここでもボビーの
表現のうまさを示しています。1965年10月20日の録音。
https://www.youtube.com/watch?v=NJTXrX7BKJg
同時代のヒット曲を録音することの少ないボビーでしたが"Everybody's gone to the moon"はJonathan Kingの自作自作盤が
当時、全米のチャートにもはいり、ボビーは1965年8月6日に録音。
https://www.youtube.com/watch?v=y0nub88-1gI
このアルバムには、他に、この後シングル・カットされる「ペチコート・ホワイト」スタンダードの"Someday"自作の
"Going steady with a heartache"などが収録されていますが、全体的には軽くアルバムとしての統一感は薄く、アルバム制作の難しさを
感じます。
この後、ボビーは"Tears"(想い出の涙)全米59位"Dum-de-da"(恋する二人)全米40位
"Petticoat white"(ペチコート・ホワイト)全米81位のヒットをだし
Album"More of Bobby's greatest hits"がリリースされます。1964年の「君待つ心」から1966年の「ペチコート・ホワイト」
まで全10曲のヒットシングルをステレオで収録された作品。1988年にはCD化されています。日本では今日まで未発売ですが
貴重な作品でファンは是非、コレクションに加えていただきたい。
”All the king's horses"はDoc Pomus-Mort Shumanの作品。シングル「ペチコート・ホワイト」のB面です。
https://www.youtube.com/watch?v=IX8KsZo08Pw
ボビーの周辺ではProducer, Bob Morganのフリー転身に伴いあわただしい動きもあり次期ProducerとしてBilly Sherrillが
クローズ・アップされます。
この1966年にはサンレモ音楽祭への出場、Copacabanaでの成功とアメリカのみならず徐々に世界的な人気歌手として
クローズ・アップされていきますが、何故か英国や日本では人気が伸び悩みこの年アルバムはリリースされず、
活動の拠点をNashvilleに移して、さらに歌唱力に磨きをかけていきます。

Satin Pillows - Bobby Vinton
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