テル・ミー・ホワイ/君待つ心

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 1964年ボビー・ヴィントンはビートルズをはじめとする英国勢が続々チャートにヒットを送り込む中でも
依然、好調な活躍を続け「ブルー・ハート」"My heart belongs to only you"(全米9位)"Tell me why"(全米13位)とヒットを放ち
アルバム"Tell me why"は7月に発売され最高位31位を記録した。編曲・指揮は前作に続きStan Applebaumが担当しやはり1940年代
1950年代への回帰がテーマとなった。制作は1962年からレコード制作を担当しているボブ・モーガン。
タイトル曲"Tell me why"はAl Alberts-Marty Goldの1951年の作品。Four Aces盤がベストセラーとなりボビー盤はリバイバル・ヒット
を記録した。録音は1964年2月12日。好調なアップルバウムの編曲にボビーは歌のうまさを十分示している。

 https://www.youtube.com/watch?v=GYPfKGkGdSs

”Somewhere along the way"はSammy Gallop-Kurt Adamsの1952年の作品。Nat King Coleがヒットさせた。アルバムではこの曲が
トップに収録されている。

https://www.youtube.com/watch?v=UmRCQ77Cej8

”Imagination is a magic dream"はBob Hillard-B. T. Greenの1964年の作品。後にシングル「君待つ心」のB面としてリリース
されCash Boxでは140位を記録している。

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https://www.youtube.com/watch?v=R5kRUdlVQG8

”There goes that song again"はSammy Cahn-Jule Styneの作品。映画"Carolina blues"(1944)の主題歌。日本ではあまり
知られた作品ではありません。

https://www.youtube.com/watch?v=U_2__ZfiWxM

”I love you much too much"はDon Raye-Alex Olshley-Chaim Towberの1940年の作品。Andrews Sistersがヒットさせました。

https://www.youtube.com/watch?v=96yLUWzhxwI

"Maybe you'll be there"はSammy Gallop-Rube Bloomの1948年の作品。当時、Gordon Jenkins Orchestra盤が話題になりました。

https://www.youtube.com/watch?v=u8Ek4Pn8xkY

このアルバムは大半が1964年の1月から5月にNew Yorkで録音され「愛の讃歌」やアービン・バーリンの作品も2曲収録されて
いるが日本での有名曲が少なく、またボビーのヴォーカルにも前作のようなコントロールの良さがやや後退しジョニー・マティス
の影響をうけた唱法が、少し重たく感じられなどの理由もあり今日まで日本では未発売。アメリカでは前作とは異なり何度もLPが
再発されCD化もされるなど日米で評価の差も感じられる。

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最高位31位という成績がこの時期のボビーのアメリカにおける人気・評価の高さのあらわれといえるだろう。
ジャケット写真は日本でも多用されシングル「そよかぜの恋」CD”Wonderful melodies"などに使用された。

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7月末には次のシングル”Clinging vine"(君待つ心)をリリースする。Leon Carr-Grace Lane-EarlShumanの作品でNashvilleで同年6月2日に録音されたカントリー調のバラードで最高位17位を記録する。日本でも話題となりヒットパレードにもランクされた。この作品は1962年に
出版されており特にボビーのために書かれた曲ではなさそうで、同じEpic Recordsのカントリー・シンガー達も録音している。

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日本でも藤本好一のカバー・バージョンが発売されたが。こちらは不発。
https://www.youtube.com/watch?v=tR9eKxZgzMw

この後、アルバム"Bobby Vinton's greatest hits"が9月に発売され38週ランクされ最高位12位を記録、アルバムとして最初のゴールド・ディスク
を獲得。当時はアルバムの収録曲数が12曲であったためボビーは「ミスター・ロンリー」の収録を提案。やがてラジオ局のDJたちがオンエア-
を重ねエピック・レコードはシングルとしてリリースし12月12日には全米第1位を記録。この年2曲目のNo.1ソングとなった。
 さらにクリスマス向けにアルバム"A very merry christmas"を10月にリリース。クリスマス・チャートで13位を記録。この年のアルバム・チャートには"Blue velvet"を含めると5枚がチャート・イン。シングルは7曲がチャートにはいり内5曲はTOP20にはいるなど好調な成績でCash
Box 誌ではボビーを最優秀歌手に選出した。

又、BillboardのHot100は1958年8月4日に開始され2018年7月21日の間の60年間でのチャート成績を集計し男性歌手の上位60人
を選出した。第1位はElton John 第2位はElvis Presley, 第3位がStevie WonderでBobby Vintonは19位にランクされPaul Ankaの26位
Neil Sedakaの37位を上回っている。チャートで第1位を獲得した作品にはボーナス・ポイントが加算されるので4曲のNo.1ソングを
もつボビーがこの位置にいるのはある意味当然の結果である。

https://www.billboard.com/articles/news/hot-100-turns-60/8468084/hot-100-turns-60-top-60-male-artists-all-time-elton-john-stevie-wonder-elvis-presley-michael-jackson
この成績の基になっているのは1963-1964年にかけての大活躍であることは言うまでもありません。

1964年の暮れには大ヒットした「ミスター・ロンリー」をタイトルとしたアルバムもリリースされます。
この続きは次回に!!

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Tell Me Why
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