オッファーアラカルト:雨にぬれても

  欧米ではショウビジネスの世界で活躍するスター達の自伝が数多く出版されているが、邦訳本が
 でているのはごく1部。ボビー・ヴィントンの自伝"Polish Prince"は1978年発売された。
  
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 このなかでボビーは映画「卒業」(1967)のDusty Hoffman役のオファーを受けていたことを
 明らかにしている
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 ボビーは乗り気になったがマネージャーが反対し断ったそうだ。理由は「イメージがこわれるから」だった
 そうだ。
 映画「ブルー・ベルベット」(1986)に関しては’80年代中ごろラスベガスで公演中のボビーの楽屋に
 映画監督David Lynchがおとずれ映画への出演と楽曲の使用の許可をもとめてきた。
 ボビーは台本を読み、自分に向いた映画ではないと判断し、楽曲"Blue velvet"の使用のみ認めた
 というエピソードは有名である
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 歌手としてのオファーでは1962年Brian Hylandが大ヒットさせた"Sealed with a kiss"(涙のくちづけ)
 に関してP.Udell-G.Geldの2人がNew Yorkのボビーのオフィスをたずね、「是非、録音してほしい」
 と嘆願されたとボビーはあるラジオ番組で語っている。ボビーは「涙の紅バラ」の次のシングル
"Rain rain go away"(涙の太陽)が準備されておりBrian Hylandに譲ったという。
 
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 10年後の1972年になりボビーは「リスナー層は10年で交代する。」と考えこの曲を録音する
 
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 冒頭の自伝には映画「明日に向かって撃て」(1969)の主題歌"Raindrops keep fallin' on my head"
(雨にぬれても)へのオファーも受けたと記載されている。断った理由は映画「ハーロー」の主題歌
 "Lonely girl"のときより金額に差があったからとしている
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 一般にはBob DylanにオファーしたとされているがBacharach自身は否定している。Ray Stevens
と交渉を進めたが、拒絶され、最終的にはDionne Warwickと同じScepter Reocords所属のB.J.Thomas
に白羽の矢がたった
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 2009年に出版のAndy Williams"Moon river & me"にはAndyにもこの曲のオファーがされていた
事が記 されている。
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 興味深いのはオファーを受けた歌手たちがいずれも後にこの曲を録音していること。
 ボビーはAlbum"My elusive dreams"に収録した。
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 Ray StevensもAlbum"Everything is beautiful"(みんなビューティフル」に収録
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 Andy WilliamsはAlbum"Raindrops keep fallin' on my head"をリリース。日本ではシングル盤が発売された
 
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 Tony OrlandoはDawnをひきいり’70年代に「恋するキャンディダ」「ノックは3回」などのヒット
 を出したが彼の自伝"Halfway to paradise"(2002)のなかで"Tie a yellow ribbon round the old oak
  tree"(幸せの黄色いリボン)の録音をボビーにすすめたものの、ボビーから「曲が古めかしい」という
 理由で断られたと書いている。
 ボビーにすすめた理由としては"Roses are red""Blue velvet"などタイトルに色のついた曲を数多く
 ヒットさせているからとしている。Tonyはその後James Darrenにもすすめたがこれも拒否され最後
 に自身で録音したそうだ。
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 Bobby Vintonは1979年のAlbum"100 memories"のなかにこの曲をくわえた
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  ではボビーの"Sealed with a kiss"をどうぞ。  http://www.youtube.com/watch?v=TINbm_I90k8

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